地銀海外拠点の二極化@週刊エコノミスト
「週刊エコノミスト」2023年6月27日・7月4日合併号に弊社代表 高橋克英の寄稿が
掲載されました。ご一読頂ければ幸いです。
地銀の海外拠点 経費削減で相次ぐ閉鎖や撤退 千葉銀、伊予銀は利益の源に
コスト負担の重さから閉鎖が相次ぐ地銀の海外拠点。
一方で、貸出の拠点として機能を強化する動きもある。
<主な内容>
・地銀の海外拠点閉鎖が相次いでいる
・中国やロシアなど地政学リスクも影響
・国内店舗を統廃合している地銀が、なぜ赤字の海外拠点を維持するのか」と批判の声
・管理会計上も黒字である店舗はほとんどないとみられる
・2017年以降16地銀が22海外拠点を閉鎖
・現在の地銀の主な海外拠点は19支店79事務所9現地法人にまで減少
・北國銀行は国内基準行へ
・円安や国内工場新設、インバウンドで海外拠点拡充より国内強化が優先事項に
・TSMC熊本工場進出に伴い、肥後銀行は台北駐在員事務所を新設
・千葉銀行は地銀最大級の海外ネットワークを持ち、海外3支店は全て黒字
・伊予銀行のシンガポール支店も数少ない黒字店舗
・貸出残高2260億円のうちシップファイナンスが9割超を占める
・スクラップ&ビルドを伴いながら、地銀海外拠点の二極化が進む